どうやら『ホワイトデー』のお返しは、彼女と義理ではお菓子の種類を変えた方が良さそうです。最近はお返しにチョコやマカロンを選ぶ人も増えているようですが、チョコやマカロンにはどんな意味があるのでしょうか。間違えると大変!気になったので調べてみました。
ホワイトデーは何のお返し?
『ホワイトデー』を一言で表すと”バレンタインデー・プレゼントのお返しとして、男性から女性にプレゼントを送る日”ですね。日程は3月14日です。
”バレンタインデー”の歴史は、遠くローマ帝国時代に遡るとされています。西ヨーロッパなどでは、男女に関わらず花やケーキ・カードなどを送ったりしています。
”バレンタインデー”にチョコを贈る習慣は日本が元祖の様に思われていますが、実は日本より100年も早く(1868年)イギリスのキャドバリー社が美しいパッケージの『チョコレート・ボックス』や『ハート型バレンタイン・キャンデー・ボックス』を販売し、”バレンタインデー”の恋人への贈り物として定着し、広がっていったものです。
しかし、今日の日本にあるような『ホワイトデー』の習慣は中国や韓国など東アジアの一部では見受けられますが、ヨーロッパやアメリカ・アフリカ・中東やオセアニア等、ほとんどの国では見受けられません。
なぜ日本でホワイトデーが生まれ育ったの?
ではなぜ”バレンタインデー”歴の浅い日本が、『ホワイトデー』発祥・発展の地になったのでしょうか?
発祥は、全国飴菓子工業協同組合や不二家・エイワ、また石村萬盛堂といった日本の菓子製造メーカー・販売会社や協同組合が1970年代より仕掛け、1980年に百貨店や広告代理店もこの商戦に加わったことによります。
(ちなみに『ホワイトデー』という名称の由来は、白=若者の純愛・砂糖の様なスイートさをイメージさせるからとのことです。)
しかし、これほどまでに『ホワイトデー』が定着・発展した理由は、日本人特有の感覚(=贈り物には必ずお返しをする習慣が根付いている国民性)があるからなんですね。
日本では、冠婚葬祭においても”半返し”といって、頂いた半分の金額分の贈答品を送ったりします。欧米ではまったく理解出来ない感覚のようです。欧米の人たちは『半分返すなら、最初から半分もらうだけでイイじゃん』と思うんですね(笑)。
なので、この日本で生活している限り、プレゼントを頂いた場合は面倒臭がらずシッカリとお返しをしましょう~。日本人の心には、プレゼントは思ったより根深いものがありますので・・・(笑)。
彼女と義理ではお菓子の種類を変えたほうが良い?
頂いた物があれば、必ずお返しをする日本人気質。これを無視すると変に思われたり、不愉快な思いをさせたり・・・『ホワイトデー』も例外ではありません。”バレンタインデー”にプレゼントを頂いたら必ずお返ししましょう。
でも、せっかく出費をするなら有効に活用しないと勿体無いですから、しっかりツボを押さえてお返ししましょうね♪
例えば、贈り物大国の日本では、本命・お友達・義理・感謝・・・等、様々なTPOで贈り物するので、それぞれの意味に沿った贈り物をしていきたいものです。
では、具体的に、どの様に対処していけばいいのでしょうか?
お菓子に込められたそれぞれの意味
お菓子には原料・味・食感・・・お菓子の種類だけ、それぞれ特徴があります。
そしてお菓子には、その特徴によって示す意味合いがあるんですね。
なので当然、本命である彼女と義理とでは、お返しするお菓子の種類を変えたほうが良いんです!
1・種類別!お菓子の意味合い”菓子言葉”(代表3品)
それでは、お菓子によって持っている意味合い”菓子言葉”(勝手に私が作った造語です。以下記事にも使用しています。あしからず(笑))を、一つ一つ見ていきましょう♪
まずは代表的な3品を見てみます。
- 1.キャンデー・・・『あなたが好き』
キャンデーは口の中に入れても割れにくいし、長い間甘い食感を楽しめます。なので『あなたと一緒に甘い時間を長く味わいたい=あなたが好きです』という意味に通じます。
本命用。
- 2.クッキー・・・『あなたとは気軽なお友達』
クッキーは軽くて、サクッとした食感なので、『気軽な関係=あなたとは気軽なお友達』という意味に通じます。
お友達用・義理用。
- 3.キャラメル・・・『一緒にいるとホッとする』
キャラメルは、小さい頃から馴染み深く、柔らかな口当たりで”ホッ”とさせてくれるので、『一緒にいるとホッとする関係=特に仲の良いお友達』といった意味に通じます。
お友達用・義理用。
2・チョコとマカロンの意味は?”菓子言葉”
上記3点はホワイトデーにお返しとして贈る代表的なものですが、最近はチョコとかマカロンが店頭に増えて来ています。その2点はどんな意味があるのでしょうか?
- チョコレート・・・『今まで同様のお付き合いをしましょう』
バレンタインデーの超定番はやはり、チョコレート。そのチョコレートをチョコレートでお返しするということは、『あなたの気持ちを、そのままお返しします=今までと同じ関係でいたい』ということになります。
本命用・友達用。
- マカロン・・・『あなたは特別な人』
マカロンはとても高級感があって、お値段も高めなので、『高級感=あなたは特別な人』といった意味に通じます。
本命用・感謝用。
しっかりと意味はあるんですねW。でも店頭で販売している人はこのことを知っているのかなあ?。今度、わざと聞いてみるのも面白いですね(笑)
3・その他種類別!お菓子の意味合い”菓子言葉”
- マロングラッセ・・・『あなたとは永遠の愛を誓います』
マロングラッセは、愛する女性に贈る定番品としてヨーロッパでは定着しているので、そのままの意味合いになります。
本命用。
- ティラミス・・・『あなたは私を励ましてくれる人です』
イタリア語のTiramisuは、『Tira』=『引っ張って』+『mi』=『私を』+『su』=『上へ』といった意味があります。なので直訳すると『私を上に引っ張って』から『私を元気づけて』『私を励まして』といった意味合いになるんですね。
本命用・お友達・感謝用。
- シェル(貝)の形のマドレーヌ・・・『あなたともっと仲良くなりたい』
貝が2枚ピッタリ合わさっていることから、円満な関係を連想させます。
これからもっと親密になりたい相手に最適です。
本命用。
- バームクーヘン・・・『末永くよろしくお願いします』
何層にも、甘く柔らかい層が重なっているバームクーヘンは『幸せが幾重にも重なり、長く続く』に通じます。結婚式の引き出物にも使われていることからも、本命用・感謝用として最適です。
本命用・感謝用。
- マシュマロ・・・『あなたとはどうでも良いです』
- チョコレート入りマシュマロ・・・『あなたを純白の愛で包みます』
全く真逆の意味合いを併せ持つマシュマロ。前者はすぐに溶けてなくなるマシュマロのイメージからの意味合いです。
それに対し、チョコレート入りマシュマロは『あなたからバレンタインで貰ったチョコレートを、純白なぼくの優しさと愛情で包んでお返しする』といった意味合いが込められているんですね。
チョコレート入りマシュマロは本命用といえます。
まとめ
ホワイトデーのお返しは、彼女と義理ではお菓子の種類を変えたほうが良い。
- キャンデーをお返しするのは『あなたが好きです』の意味
- クッキーをお返しするのは『あなたとは気楽なお友達』の意味
- キャラメルをお返しするのは『あなたといるとホッとする』の意味
- チョコレートをお返しするのは『今まで同様のお付き合いをしましょう』の意味
- マカロンをお返しするのは『あなたは特別な人』の意味
- マシュマロをお返しするのは『あなたとはどうでもいいです』の意味
- チョコレート入りマシュマロでお返しするのは『あなたを純白の愛で包みます』の意味
お菓子の種類によって意味があるので、彼女と義理はお菓子を使い分けた方が良さそうですね。
最近人気のチョコやマカロンのお返しも相手を間違えると大変!です。『今年のホワイトデー』はお菓子の意味を知って、心を込めてプレゼントをお渡ししてみませんか♪
上記記事が『今年のホワイトデー』での、あなたの心の”おもてなし”に一役買うことが出来ましたら幸いです。